ヨーロッパ相手に連続ゴールの本田は名実共に「アジアのエース」

　確固とした自信がそのまま結果として出た。日本代表の「看板」こと本田圭佑（27・CSKAモスクワ）がヨーロッパの強豪を相手に連続ゴールを決め、名実共にアジア最強に立った。本田は20日（以下韓国時間）、ベルギーのブリュッセルで行われたベルギー戦の1 - 1で拮抗した後半8分に逆転ゴールを決め、チームの勝利を導いた。2-2で引き分けた16日のオランダ戦でも後半15分に同点ゴールを決めていた。これで2試合連続ゴールを記録した。

　本田はテクニックを遺憾なく発揮し、FIFAランキング5位のベルギー、8位のオランダ戦でゴールを決めた。ゴールシーンも全て一流だった。2011年カタールアジアカップで最優秀選手（MVP）になった威厳は相変わらず存在していた。

　ベルギー戦で先に失点した日本だったが、「エース」の本田は余裕を持ってゲームを展開し、日本は3ゴールを決めて勝利した。本田はベルギー戦でAマッチ通算20得点（52試合出場）となった。MFとしては恐ろしい得点力である。3-0で勝った2月6日のラトビアとのホームゲームでゴールを決めた後、2013年はAマッチだけでなんと8ゴール（13試合）も決めている。驚異的なゴールラッシュである。ゴールもただのゴールではなく、強豪相手に決めている。本田の恐ろしいつま先によって、オーストラリア、イタリア、ウルグアイ、グアテマラ、ガーナ、ベルギー、オランダなどが次々とゴールを決められた。グアテマラを除けば全て2014年ブラジルW杯本大会に進出するチームである。

　本田は代表での活躍もあり、来月26日、AFC年間国際最優秀選手賞に選ばれる可能性が高まった。15日に発表された候補者には、ソン・フンミン（21・レバークーゼン）、日本代表の同僚である長友佑都（27・インテルミラノ）らも入った。ただ、ベルギー戦、オランダ戦とゴールを決めたことで、本田が「アジア最高の座」になるのはさらに有力になった。

　しかし、本田は常に自分自身とチームにムチを入れ、より良いパフォーマンスを要求している。オランダ戦後のインタビューで、「次のベルギー戦は必ず勝てるだろう」と勝利への意欲を燃やした。満足をせず、絶え間ない力強い自信と情熱が日本代表の模範となっている。

　CSKAモスクワとの契約が終了する本田は、セリエAの名門ACミランからラブコールを受けている。入団の可能性も高いと思われる。代表はもちろん、クラブでもバラ色の未来が待っているのである。連日大活躍して自身の存在価値を証明している本田は、ブラジルワールドカップとクラブでも印象的な活躍を見せることが出来るのだろうか。関心が集まっている。[スポーツソウルドットコム|ギムグァンヨン記者]