日本と同じグループのコートジボワールは親日国

　2014年ブラジルW杯本大会の組み合わせ抽選が終了した後、各国の様々な分析がたくさん出ている。隣国の日本はコロンビア、ギリシャ、コートジボワールと同じC組に入った。これと関連して、日本の「毎日新聞」は、コートジボワールは親日的な国民性を持つ国であると紹介した。

　「毎日新聞」は「在留日本人は少ないが、親日的な国柄である」と説明した。続いて、「日本を国家建設のモデルとし、柔道や空手の国内大会も開催している」とし、コートジボワールは身近な国であると伝えた。現在、日本はコートジボワールに運動靴を送る寄付事業を通じて密接な関係を築いていることが分かった。このニュースを聞いた日本のファンたちは「やはり親日国との戦いであればフェアプレーが行われる」と話し、コートジボワールとの決戦を歓迎する雰囲気だった。[エクスポーツニュース=ソヨウンウォン記者] 

海外メディアの韓国の16強脱落の予想は当然のこと

　2014年ブラジルワールドカップの組み合わせ結果が発表されると、韓国は歓声をあげた。韓国はベルギー、ロシア、アルジェリアと同じH組になった。韓国が歓声を上げた理由は満足のいく組み合わせだったからだ。世界のサッカーをリードする絶対的な強豪国と同じ組で対戦することを避けたられた満足感である。もちろん簡単ではないが、見込みのある組に属したというのが韓国の見方だ。韓国は16強進出の可能性があると考えている。

　しかし、海外の反応は異なっている。ESPNをはじめとする多くの海外メディアは一様にH組ではベルギーとロシアが16強に進出するという予想を出している。英国のスカイスポーツは、来年のブラジルW杯参加32カ国で、韓国の順位が29位になるという分析を出した。韓国とアルジェリアはベルギーとロシアに比べて「格下」になっているようだ。 それは当然である。また、当然の予想だ。サッカーの専門家ではなくても、H組予選を通過する有力チームにベルギーとロシアを入れるだろう。客観的な予想をすると、1位がベルギー、2位はロシアになるだろう。

　その根拠は、W杯ヨーロッパ予選グループリーグを1位で通過したという点だ。ベルギーはA組で8勝2分の無敗を記録して予選を通過した。ベルギーはクロアチア、セルビアなどと同組になりながらも通過した。ロシアもF組で7勝1分2敗でグループ1位だった。欧州の強豪ポルトガルを2位に押し出す力を見せた。

　これに比べて韓国はかろうじてワールドカップアジア地区予選を通過した。韓国はイランに次いでA組2位でW杯進出を決めた。ベルギーとロシアに比べると韓国はみすぼらしく見える。ワールドカップ予選での活躍と成績が、現時点のチームを評価するのに重要な基準となるのは仕方ない。そのため、韓国は欧州予選を首位通過したベルギーとロシアと比較して、過小評価を受けている。

　また、ベルギーはアザール（チェルシー）という世界的なスターの存在、ロシアはファビオ・カペッロという世界的な名将がいるという点が大きい。そして100％の信頼性はないが、それでも最も客観的な指標として評価されているFIFAランキングでも、ベルギーとロシアは高い順位になっている。ベルギーは11位、ロシアは22位だ。アルジェリアが26位、韓国は54位だ。これらを見れば、ベルギーとロシアが16強に進出するという結論が簡単に出てくる。誰でもできる簡単な予想だ。

　ワールドカップ本大会に出る韓国は常に海外からこのような評価を受けてきた。2002年のホームで行われた韓日ワールドカップを除けば、常に韓国は過小評価されてきた。2010南アフリカ共和国ワールドカップ当時も韓国が属する組では、南米のアルゼンチン、ヨーロッパのギリシャが16強進出有力国だった。しかし、結果はどうだったか。韓国は16強に進出した。

　今回のブラジルW杯も同じだ。韓国がグループ1位でベスト16に進出するという予想はない。アジアサッカーを無視する現状も続いている。ただ予想は予想に過ぎない。このような予想に敏感に反応する必要もない。韓国がベルギーとロシアを圧倒するほどの姿をまだ見せていないに過ぎない。予想が重要なのではなく、これからが重要である。表面ではなく、中身をよく見てみると韓国も十分に16強へ上がることができる競争力を持っている。

　ホン・ミョンボ韓国代表監督はこのような予想を覆す準備をしている。2010年に南アフリカで見せた韓国サッカーの底力を再び世界の舞台で見せる時期が近づいている。ブラジルワールドカップ16強に進出した後、事前の予想に対して涼しい顔で嘲笑すれば良いのだ。<ジョイニュース24> [チェ・ヨンジェ記者] 

C組日本も16強を十分狙える組み合わせ

　日本も16強を十分に狙える組合わせとなった。日本は7日（韓国時間）、ブラジルで開かれた2014年ブラジルW杯本大会の組み合わせ抽選会でコロンビア、ギリシャ、コートジボワールと同じC組に入った。これによって日本は来年6月15日にコートジボワールと初戦を行った後、20日にコロンビア、25日にギリシャ、という順番で対戦することになる。

　FIFAランキングでは日本（48位）が最も下である。トップシードを受けたコロンビアが4位、ギリシャが12位、コートジボワールが17位だ。しかし、これらの国々はワールドカップ予選を長期間行い、その結果蓄積されたスコアがかなり高くなっているという点を勘案しなければならない。日本としては、2010年南アフリカ共和国ワールドカップ当時と似たような組み合わせである。当時、日本はカメルーン（1対0で勝利）、オランダ（0対1で敗戦）、デンマーク（3対1で勝利）の順に対戦して2勝1敗で16強進出に成功した。16強を十分に狙える位置に入った。

　日本はコートジボワールと2位の座を争うことが有力視されている。コロンビアはファルカオ（モナコ）、ジャクソン・マルティネス（ポルト）らのいる攻撃陣に、グアリン（インテル）などのいる中盤、クリスティアン・サパタ（ACミラン）らが守備におり、攻守両方にクオリティーがある。南米予選を2位で通過した力を無視するのは難しい。

　百戦錬磨のドログバ（ガラタサライ）、ジェルビーニョ（ASローマ）、カルー（リール）、ヤヤ・トゥーレ（マンチェスター・シティー）らのいるコートジボアールは南アフリカ共和国ワールドカップ当時と比較するとやや力量が落ちる感じがある。南アフリカ共和国ワールドカップの初戦で韓国に完敗したギリシャは今回の欧州予選グループを1位で通過したが、南アフリカ大会当時と比較して戦力の差は変わらない。

　本田圭佑（CSKAモスクワ）、香川真司（マンチェスター・ユナイテッド）、内田篤人（シャルケ）などヨーロッパ組を中心に競争力を育てきた日本の現在の戦力であれば、十分勝算があると見ることができる。 ＜スポーツ朝鮮、バクサンギョン記者＞